2018.10.20

このカテゴリーは、過去にHo'ailonaで連載していたものを再掲しています。なぜだかわからないけれど、昔から、友人・知人とお酒を飲みにいくと、みんなに「ママ」と呼ばれる機会が多く、「クラブ整体」が生まれました。特別な健康法を提案するのではなく、自分を楽しく機嫌よく生きる、ちょっとしたヒントになればと綴っています。(注:ママキャラは、連載時のみですのでご安心を。)

♯2 整体って何?

整う、整える体と書いて「整体」。
なんか体操っぽいですけど、これってどんな意味なのでしょうか?

世界で最初に「整体」という表現をしたのは、ママの知る限り、野口晴哉(のぐちはるちか)【*1】という方だと認識してるわ。明治後期から昭和にかけて、日本のセルフケア界、療術界【*2】に濃厚な影響を残した方よ。その著書を読むと「整体」って表現は ”自律的に、整うことがスムーズに出来る身体” という風に読み取れるわ。どうかしら?ママ、この切り口、好きでたまんないわ〜。シビれちゃう‼︎
あら、どうしてシビれるかって?
みなみなさま、よくわかんないまま、この世に産み落とされて、どうにかこうにかやってるけどもね、やってらんないわ!!って叫びたい夜も多いわよね?
でもね、生まれてきた以上は、死ぬまで生きるわけじゃない?産まれ方なんか知らないのに生まれてきたのよ!何も考えずに、自力で手足とか脳みそ作って出て来たわけよ!そんな力、産まれるためだけに使い尽くすと思う?
ママはそう思わない。生きてる限りずっと続くんじゃないかしら?その力そのものが”自律的に整うことが出来る身体” に導いてくれると思うのよ。
「整体」っていう言葉、特別視しないで「自分も持っている力」と思ってもらえたなら、ママ幸せだわ〜♡


【*1】野口晴哉(のぐち・はるちか)

1911(明治44)年〜1976(昭和51)年。野口(式)整体の創始者。人間は12の基本体癖とそれが2〜3種混ざったものに分類することができるという「体癖論」のほか、愉気法や活元運動など、独自の身体研究を元に概念と方法論をまとめた人物。「整体」という言葉の発明に関しては他説もあるが、一般的に普及させたのは野口晴哉とされている。

【*2】療術

明治時代後期より、市井に派生した民間療法で、時代が下ってからは、健康法という表記をされる場合もある。指圧やカイロプラクティックなど手技を主とするものや、温熱療法や電気療法など、道具を使ったものも含める。ちなみに、西洋医学(正規医療)を補完する治療として、現在国家資格を与えられているのは、柔道整復師・あん摩マッサージ指圧師・はり(鍼)師・きゅう(灸)師。