2019.3.4

このカテゴリーは、過去にHo'ailonaで連載していたものを再掲しています。なぜだかわからないけれど、昔から、友人・知人とお酒を飲みにいくと、みんなに「ママ」と呼ばれる機会が多く、「クラブ整体」が生まれました。特別な健康法を提案するのではなく、自分を楽しく機嫌よく生きる、ちょっとしたヒントになればと綴っています。(注:ママキャラは、連載時のみですのでご安心を。)

♯11 いい女…。

“大人の女”ってよくいうけれど、その響きには暗に「いい女」という意味が含まれているように感じますよね〜。…で、そもそもその大人のいい女って、どんなところをもってして美しいとするんでしょうかね。条件はもちろん”中身の充実”ありきでしょうから、あえて外見的、大人の女の身体の美しさって、どんなところに表れるのかなあって。歳をとるとデコルテが綺麗になるとか言うけど、大人の女性だからこそ美しくなる部分とか、若い頃とは違った肉体の魅力ってあるのかしら? ママの考察が聞きたい!

出た〜!! この手の質問!
年間美容投資額≒0円、生活感満載、貫禄だけは若い頃から無駄にある、いわゆる美貌とは無縁のママにそれ聞くの?  いいわよ、答えてやろうじゃない!!
めちゃくちゃ個人的な見解をとくわよ♡

まぁ巷では、やれ「肌」だのやれ「姿勢」だのやれ「背中」だの言ってるわよね。
確かにそれらが、女性のみならず人を美しく見せるということに異存は無いわよ。

でもね。禎子ママが美しいと思う大人の女性は
「ズルくない女」
「比べない女」
「ジャッジしない女」
それは、仕草に、瞳に滲み出るわ。ママはそう感じる。

身体を見てきたからこそ、形だけでない、滲み出るものに眼がいくの。
逆に、どんなに肌が綺麗でも、どんなに姿勢が美しくても、どんなに背中が凛としていても 「あー、どっかこれ押し付けられる誰かいないかなぁ」

なんていうズルさや
「あの人と比べたら私の方がマシ」
「あの人から比べると私なんて全然ダメだ」
「あの人よりはこの人がマシ」
なんていう比較やジャッジ。

そんなものがよぎった瞬間そんな美しさは雲散霧消すると感じる。

「若い頃の美貌は、両親からもらったもの。40歳を過ぎた美貌には、その人の生き様が現れる」っていう意見にもおおいに賛成するわよ。
クラブ「整体」のお客様の多くが、いわゆるアラフォー世代だと思うけど、正念場よね。

そんな歳まで生きてきて、自分に為すすべがあるにもかかわらず、人に押し付けようとしたり、人と自分を比べて一喜一憂したり、人と人を比べて外野からワイワイ言う人って、女でも男でもはしたないし、情けないと思わない?

アラフォーって言えば仕事や育児、自分のみに構ってられないお年頃。
「私、このまんま歳とってしょぼくれていくのかしら? 職場からも家族からも評価されずに…」。そんな風に、目の下にクマを讃えながら、美白美容液に奇跡を託して頑張ってる方も多いと思うわ。ママだってそれには共感する。

そんな渦中に居ても、コツコツと自分の為すべきを為し、力不足がわかればキチンと助けを求め、自分を大事にするように他人を尊重し、評価に踊らされない人って、それがたまに見せる顔であったとしても、ハッとする美しさを感じるわ。

それはたとえどんなに皺くちゃでシミだらけで、手はゴツゴツで、ババ車にすがるような背中の曲がったばあさんからも感じる美しさよ。
みなさんでも、そこを意識する時間を持つことは可能だし、仕事や育児に悪影響を及ぼす考えではないわよね。
そんな方に出会った時、ママもそういう風に“老いたい”って、身を引き締める。
ママだってまだまだよ。情けなくなる日だって少なくないわ。でもね、やっぱり可愛げをわきまえた意地クソババァになりたいから、為すすべがある限り、その道を選ぶつもり。
美しいババアになれるかしら?

あ、そうそう。ママが言う美しさは、色艶とは別の話よ♡ そして、その美しさが運命のパートナーを引き寄せるかどうかも責任持てないわ♡
でも、その美しさを目指す人を、ママは全力で応援するわよ!! ファイッ♡