2019.2.13

このカテゴリーは、過去にHo'ailonaで連載していたものを再掲しています。なぜだかわからないけれど、昔から、友人・知人とお酒を飲みにいくと、みんなに「ママ」と呼ばれる機会が多く、「クラブ整体」が生まれました。特別な健康法を提案するのではなく、自分を楽しく機嫌よく生きる、ちょっとしたヒントになればと綴っています。(注:ママキャラは、連載時のみですのでご安心を。)

♯10 不調かバイオリズムか?

なんだか最近、春が来たみたいに温かいかと思ったら、翌日には20度近く気温が下がったり…。気温にも気圧の変化にも付いていけない日々。そうじゃなくても、なんだか漠然と具合が悪い日ってありますよね。どこが痛いとかは思い当たらないけれど、なんとなく不調があったり。そんなときって、からだのなにから確認したら良いの?

ほんと、最近の天気のアップダウンにはついていけないわよね〜。調子くるっちゃう。
とはいえ、まず気をつけるのは、「異常」なのか「低調(潮)」なのかね。
バイオリズムってものがあるでしょ? 潮に満ち引きがあるように、人にもリズムがあるわ。

例えば、「毎年この時期に、こんな風に調子崩す。」っていうのは「低調(潮)」ね。
そこから「秋に調子崩すのが長引くわ」なんてのは「異常」かもしれない。
かもしれないってのは「低調 (潮)」の大波かも知れないからよ。 その大波に乗じて、積み重なった偏りを整えるチャンスがあるかも知れないことはリセットの時にお話ししたわよね。

じゃあ具体的に、注意すべきか、様子を見るか、何をもって判断しましょうか?

「一息四脈(いっそくしみゃく)」ってご存知?  東洋医学の「脈診」のやり方のひとつなんだけど、一呼吸(吸って吐く)の間に四拍脈打ってた ら、身体は上手く働いているとみるの。

例えば高熱が出て脈が速くなった時は、息も浅く、速くなるでしょう? 走って息が上がった時もそう。それでも、「一息四脈」がキープされてたら、経過は順調とみて大丈夫。だいたい「一息三〜五脈」くらいが正常の範囲内と言えるの。「一息六脈」みたいに、四を上回 る状態は、まだそこまで心配はいらないわ。でも好調とは言えないわね。

ちょっと一息ついて、自分に無理がかかってないか見直したり、焦って闇雲に動いてないか確認してみて。

逆に「一息二.八(2.8)脈」のように、四を大きく割り込む状態は、不調よ。

不調を感じてなくても気 をつけなければいけない。なんらかの自覚症状があるなら、キチンと精密な検査をした方がいい。 ピンときた打開策を打って、一息四脈になったら、ちょっと様子見ね。 この時期、脱水で乱れる方も多いわ。冬場はしっかり水分を摂って脈をとりなおしてみて。いざという時のためにも、時々、自分で1分間に打った脈の回数と呼吸を数えて、脈の数を呼吸で割った数字を把握しておく。自分のいつもの状態を知っておくといいわね♡

一息四脈がキープされていて、なんとなく不調な場合は、低調(潮)時と捉えるといい。あまりあれこれと複雑な対処をせずに静観してみて。

できれば、静かな場所で一人の時間を過ごせるといいわ。パソコンなんかの電子機器の眩しい光も休息を妨げるから避けて欲しいところ。お忙しいみなさんには、難易度が高いかしら? でも、トイレ行ったタイミングなんかでもいいのよ。トイレのついでに眼を閉じて少しの間呼吸を整えて。まとわりついた煩わしい感覚も、一緒に流して出てきましょ。
あとは#4でもお話ししたように、現代社会の ”三大過ぎ” に気をつけてみて。
飲み過ぎ。 食べ過ぎ。 考え過ぎ。

「調子悪いんだけど、病気なのかなぁ。一息四脈なんだけど、やっぱり不安だわ」なんてのも考えてわかるものじゃない。考えすぎてる間に本当に病気になっちゃうかも知れないわよ。嫌な予感があるなら、さっさと病院でも行って白黒つけてきましょ!

最終的には調子の悪さでも、病気でも、向き合って乗り越えるのは自分自身よ。

でも、不安な時や心細い時、友達でも、病院でもそこに寄り添ってくれる人を手繰り寄せるのも、不調をうまく乗り越える大切な要素かもね♡
ん? それが難しい? ママんとこいらしゃい。
人生トライ&エラー! 嫌ならやめればいいだけよ♡