2018.11.18

このカテゴリーは、過去にHo'ailonaで連載していたものを再掲しています。なぜだかわからないけれど、昔から、友人・知人とお酒を飲みにいくと、みんなに「ママ」と呼ばれる機会が多く、「クラブ整体」が生まれました。特別な健康法を提案するのではなく、自分を楽しく機嫌よく生きる、ちょっとしたヒントになればと綴っています。(注:ママキャラは、連載時のみですのでご安心を。)

♯4 病は気から?

「病は気から」とよく言いますよね。
心の浮き沈みと体調が連動しているのなら、どちらかが傾きかけた時に、まずしたらよいことはありますか?

いらっしゃい。
寒くなって来たわね〜。ホットワインでもいかが?

ご質問の「気」って言うのは、「心」のこととして捉えてるのね。
どうかしら? 心が折れそうでもお腹はすいたり、気持ちが落ちたからって、病気になるとは限らない。逆に、身体はなんともないのに、やる気が湧いて来なかったり。
心と身体が連動してないように感じる時も少なくないんじゃない?

もちろん、ストレスが解決したら、とたんに元気になって来たり、体調が悪くなったら、弱気に なったり、連動してるように感じる時もあるわよね。
要は持ちつ持たれつな関係よ。
生きてたら一本調子って訳にはいかない。
傾きそうな時に無理矢理あげようとしたって、そうはいかないわよ。

時間は過ぎていくわ。今日は今日、明日は明日。
場当たりな対処は問題をややこしくする。
無視はしないで、流れを感じるくらいがちょうどいい。

「こうしたい!」
そう自分から湧いて来るような確信が持てた時に動けばいいわよ。
余分な考えを持たずに浮上するのを待つのが吉。
まぁでも、なんとかしようともがくのも、人の営みとしていじましくってママは好きだけどもね ♡

あ、現代社会にありがちな身体に負担がかかることは、お伝えしておくわね。
食べ過ぎと、飲み すぎと、考え過ぎよ。

出来る限り余分なことは考えず、毎日ついつい飲んじゃう方なら休肝日を。
お腹が空いてないのに、時間だからって食べちゃう方は減食がおススメね。
何となく調子が良くない時に、どれか心あたりがあるのなら、取り入れて損は無いわよ。

そうそう、考え過ぎっていえば「病は気から」を「ものは考えよう」に近しい意味で捉える方も少なくないわよね。
「心」では無く「思考・観念」ね。

例えば、仲のいい友人からか、食べかけのソフトクリームを一口もらった。
そのあと友人が
「そういうとさぁ、今家族がインフルエンザでさぁ」
…という話をした場合と、しなかった場合。
自分がインフルエンザを発症する確率はどっちが高いと思う?

聞いちゃったらかかる“気”がする人。これはまさに「病は気(思考・観念)から」よね。

ママは、これを気にしないわ。
「この人、丈夫なんだろうけど、ちょっと配慮ないわねぇ。」と は思うかも知れないけど、それとママがインフルエンザを発症するかどうかは別。
意識しようが しまいが、なる時はなるもの。
その発症が大変かそうじゃないかも、ママの身体の状態次第だし、ね。

ママの姪っ子に同じ質問をしたらね、「言ってくれたら、帰って手洗いうがいするから、黙っていられるよりかからないと思う」って答えたの。
これこそ「ものは考えよう」よね。

実際発症するかしないかは、その人が発症しやすい状態がどうかに依るんだけれども、その「状態」には、疲労や乾燥の他に「インフルエンザは感染力が強いから、感染るはずだ」という「気 (観念)」も含まれるわね。
そういった観念には捉われない方が身体の力は伸びやかに働くわ。
そのためにも、日々の考え過ぎは慎んだ方がいいわね。

だいたい、ママの経験上だと、悩みの最中に、考えてわかったつもりになっても、かなり見当外れな事も多いわよ。ママだけ?
実はね。東洋医学で言う「気」って、「心」や「観念」の事では無いのよ。
少なくともママはそう捉えてる。
♯2 整体って何?で言ったように「何も考えずに、自力で手足とか脳みそ作って(生まれ)出て来た」のよ。
それも、どなたとも違う貴方が生まれたの。心や、観念以前の力よ。 そういう力の事を「気」と呼ぶと心得ているわ。
貴方を貴方にした力。
どなたもその力をお持ちなのよ。

そして、人の関わりの中で、様々な方の 「気」とも交流するの。それでも、貴方は貴方よ!
どう? 素晴らしいと思わない♡
それとも、考えるのやになった? それはそれで、万々歳ね♡