4月出張整体日程と、雑感「食べること」
4月の出張日程が決まりました。
日程、予約状況は東京出張整体よりご確認下さい。
バタバタとしているうちに、気づけば1ヶ月以上更新してませんでした。
近所で買える魚の押し寿司、1ヶ85円。
少し甘めのほっこりする味わい。
さて、唐突ですが私は自他ともに認める食いしん坊であります。
幼い頃は、それなりに好き嫌いもあり、小食気味ではありました。それが、ひとたび好きな物となると、なかなか熱心にいつまでも食べ続けるような子でした。
大人になり、お酒を飲むようになってからは、好き嫌いなくよく食べ、よく飲む健啖家だったという自負もあります。
「だった」と過去形で言ったからには、今は違うということになりますが、あくまでも「当社比」です。流石に、年齢と共に食べすぎると体調が振るわなくなり、減食したり、数食抜いてみたりしていますが、それでも結構な食いしん坊であることには変わりありません。
他に趣味らしい趣味もない私にとって、美味しい食事と、美味しいお酒で1日を締め括るのが理想だという思いはなかなか捨てがたく、少しでもゆとりが出来た日には、それが度を越してしまい身体を酷使してしまうこともちょくちょくあります。
それでも、ここのところやっと腑に落ちつつある感覚があります。それは「“自分自身の要求”に従った食事は疲れない」ということです。
みなさんは心当たりはありませんか?ストレスがかかった時についつい食べ過ぎてしまう後悔。
それは「要求」ではなく「衝動」や「ストレスへの反応」であり、純粋な空腹や、美味しさ、その時間を楽しむ余裕とは少し乖離がありますよね。
大好物のはずでも、口に入れ、飲み下す端から、後悔に変わっていくちょっとした虚しさ。「私ホントにこれ食べたかったっけ…。」と思いつつ「美味しかったからいっか!」と自分に言い聞かせはする。けれども、歳とともに体調や体型にダイレクトに響いてくる辛さ…。
そもそも食べ過ぎが可能なのは、私自身の胃腸が丈夫なことが前提です。ありがたいことです。若いうちはそれが度重なっても、体重が増えるだけで体調に響く実感はありませんでした。胃腸が丈夫な身体に感謝するでもなく「衝動」や「ストレスへの反応」がまぜこぜになったまま、飲み食いして来ました。
最近になって、素直な食欲に耳を傾ける事が少しずつでも出来つつあるのは、前回に書いた味噌作りが大きなひとつの支えであると思っています。
美味しいお味噌って、どんな体調でも受け止めてくれます。二日酔いや胸焼けの朝のシンプルな味噌汁。腹ペコなお昼、具をごったに入れた味噌汁とご飯。仕事が遅くなって、食事を摂るのは悩ましい時間の温かいお味噌汁。それらを食べる感覚を積み重ねる事によって、日本の風土で無理なく育つ「ご飯とお味噌汁」と言う献立が、今の私にとって、何よりのご馳走だと思えるようになって来たのです。そして、それを中心にした献立は、さほど食べ過ぎる事なくきちんとお腹を満たしてくれます。
もちろん食いしん坊です!これから先も機会あれば、美味しいものに飛びついていくと思います。
楽しめるのは生きているうちだけ‼︎
それでも、できるだけ「今、ここ、我」の要求であるのかを、今までよりもう少し大事にできそうな気配が嬉しいです。
胃腸が丈夫で無い方や、食以上に興味を惹くものがある方にはピンと来ない話かも知れません。
お若い方は、こんなもの読み飛ばして、今できる経験を何より大事にして下さい。
それでも、どなたにも、自分の身体の丈夫な部分に頼って、知らぬ間に負荷をかけている可能性はあると思います。
それらが、日々の体調に控えめな警鐘を鳴らし始めているかもしれません。
もしその声に気づいたら、自分を突き動かすものが「今、ここ、我」なのか、少し静かに問いかけてみてもらえませんか?