8月出張整体日程と、雑感「暑さと冷房病の攻防」
8月の出張日程が決まりました。
日程、予約状況は東京出張整体よりご確認下さい。
暑い!言っても仕方ないことなのですが、暑い。6月の末からの連日の猛暑日、洗濯物は2時間ぐらいで、かわいそうなぐらいガビガビになります。
我が家の猫二匹も、朝8時ぐらいから風通しの良い日陰を追いかけ、寝ては移動を繰り返しています。
その生活に我が家の猫達が大満足か否かは知るよしもありませんが、羨ましい限りです。
色だけ見れば、鮮やかないい天気ですけどね…。
猫のように、日がな一日快適を求め、活動に向いた気温となった夜間に、下僕である人間の睡眠を邪魔しながら運動不足を解消する生活が、私たちに可能なはずもなく、お仕事など必要な活動は粛々と行わなければなりません。さて、この暑さ、どう乗り越えましょう。
連日「エアコンなどを適切に使い、熱中症予防に留意してください」とメディアでは訴えられています。
この「適切」って難しくないですか?
基本的には外気温−5度以内が、適切な設定温度とされる訳ですが、そうなると設定温度30度程度以上な訳です。オフィスやスーパーなど、立ち寄るパブリックなスペースはおそらく、それより低い温度設定となっていますよね。
そして、そこに入るまでの移動では、汗をダクダクにかくような日差しと熱気の中を移動していることが多い訳です。
以前にも触れたことがあると思いますが、かいた汗を急速に引っ込めるのは、「汗の内攻」に繋がり、身体にとっては結構な負担。その一瞬は心地よくても、後々に至るまで影響が残ります。
「冷房病」なんて、最近はあまり言わなくなりましたが、やはりあります。独特のだるさやむくみをはじめ、消化不良や、節々の重さ、痛み。ほっとくと、風邪の咳が長引いたり、血圧などにも影響を与えると言われています。長期的にみても、なかなか甘く見れません。だからと言って、その環境を変えることは困難なわけで、どうにかこうにか対策を打たねばなりません。
幸いにも在宅勤務などで、空調主導権をお持ちの方でも、どんなに設定温度を高くしたところで、空調によって冷える傾向は否めません。
恬愉では、室温が29〜30度に落ち着くように空調管理をしていますが、それでも、その中で1日を過ごすと、帰宅時に外気に触れた時や、入浴時に意外と体が冷えていることに気づきます。
かといって、エアコンを使わなければ、時間帯や建物の蓄熱、風通し具合によっては危険な室温になる場合も多く、エアコンなしで過ごすのはリスキーな環境、状況はたくさんあると思います。
これまた、どうにかこうにか対策を打たなければなりません。
とにもかくにも、ここまで熱い夏。この先の数ヶ月がこのまま暑いのかどうかは分かりませんが、なんとか凌いで、この暑さに耐えうる身体を築き、空調の負担を軽減してあげるしかありません。
暑さに耐えうる身体については、この夏を過ごし抜くことができれば、自然と鍛えられるでしょう。朝っぱらから、存分に暑い日々を、ある程度閉じこもらず、あれこれ過ごしていれば、否が応でも鍛えられると思います。
ただ、冷たいものの飲食は気をつけてください。その時は、スッとして気持ちいですが、やはりバテます。空調を外から浴びるか、中に流し込むかの差です。ほどほどに取り入れてください。
睡眠の質の低下も由々しき問題です。それぞれの環境に合わせた空調使いを工夫しつつ、可能な方はお昼寝などで補ってください。
空調負担の軽減については、まず、くびれたところを守ってください。
具体的には、首、手首、足首、ウエスト付近です。
まずは首。汗をかいたまま、空調の効いた屋内に入るときは、ストールなどで首筋を守ってください。
元々、日除けにストールを巻いていた方は、汗を吸ってストールが湿っていたら、首筋の後ろに当たる部分は乾いているところに巻き替えてください。
そして足首。空調の効いた室内で長時間過ごす際には、レッグウォーマーを使ってください。
手首は羽織りものでカバーしてください。
ウエストは、できればインナーを着替えてください。無理な場合は汗ばんだインナーと肌の間に、ぐるっとタオルを巻いて、インナーが乾くまで過ごしてください。
こうして過ごすと、1日のだるさが違います。是非試してみてください。
そして夏こそ、湯船に浸かってください。しっかりと首元まで浸かって温めて、本来の外気温であれば、かいただろう汗をかかせてあげてください。首まで浸かるのは、胸苦しいという方は、鳩尾から下の半身浴でも構いません。
お風呂から上がった後は、クーラーの直風や、扇風機の強風などに当たって仁王立ちなどせぬよう。まぁ、まだ顔側からなら百歩譲ってマシとしますが、背中側からは絶対に避けてください。汗が自然と引くまでは、ガウンやバスタオルなどを羽織り、髪を乾かすなどしてお過ごしください。髪を長くされている方は、濡れたまま寝て、首を冷やすことのないよう、しっかり乾かしてくださいね。
朝晩の涼しい時間帯に運動をするのもとてもいい対策です。通勤に徒歩が挟まる方は、上手に活用してください。運動習慣のある方は、日中を避けて継続してください。
「汗をかくほどの運動なんて、ちょっと敬遠しちゃう」って方は、寝る前のストレッチからでも構いません。この時期に始められると、その効果を体感しやすいと思います。
この週末には、台風の影響で雨模様となり、少し暑さに一息つけるようですが、それが明けてまた真夏がやってくるでしょう。
たまりませんが、こればっかりはどうしようもありません。日々をお大事にお過ごしください。私もそうします。
それでは、今回はこの辺りで失礼致します。