2024.5.19

夏に向けて。<水と汗>

朝晩は寒いぐらいなのに日中は日差しも気温も夏模様。
ここ数年の酷暑を思うと、5月でこの気温はこの先が少し恐ろしい気がします。
この頃の日夜の気温の乱高下や梅雨時期のゲリラ豪雨。明けたかと思えばもはや年中行事のような猛暑日。
皆さんそれらに順応するのに、昔よりも体力を消耗しているのではないでしょうか?

今回は、そんな今から夏にかけてを乗り切るために、今一度水の摂り方・汗のかき方・汗の始末についてまとめてみたいと思います。

八重のどくだみ。道端で見つけたのをうっかり植えたら、大変な勢いで増えました…。

水の国、日本。
世界を見てもこれだけ水に恵まれ、恵まれ過ぎた水に悩まされる国はそうないでしょう。
そして、人体の6~7割が水であることを鑑みても、水の摂り方・身体の水分の処し方が、この国で生きる身体のリズムの整え方に大きく影響すると考えてよいと思います。

気候の機嫌がはげしいとはいえ、やはり四季はあります。
春夏秋冬に梅雨を組み入れて捉え、体のリズムを整えることがとても大事になると思います。

水の摂り方の基本は「秋冬たっぷり、梅雨少なめ」です。
もうすぐ梅雨ですから、少なめのコントロールに入っていきます。
今現在は、乾燥注意報が出ている地域も多いくらいなので「こまめにしっかり飲む」でかまいません。
その上で梅雨入りまでの間に、是非とも自身の「飲み物を求める感覚」を確かめて欲しいのです。ポイントは

①雨の降る日、湿度の高い日に自然と飲む量が減っているか
気温が高く湿度が高いと、暑さに慣れていない身体は汗をかきづらく体に水分が滞りがちです。そのため、生理的に水分をあまり求めない状態が健やかだといえます。

②水以外の飲み物が基本になっていませんか?
コーヒーやお茶などの嗜好品が飲み物の中心になっている方。それはシンプルな渇きの要求ではありません。習慣による感覚に偏っている可能性があります。飲み物の基本は水です。

③冷たい飲み物を求めていませんか?
日中が暑かったからといって、ついつい一日中冷たい飲み物を求めていませんか?
特殊な条件で年中ダクダクの汗をかくような環境にいる方を除いて、この時期に冷たいものを欲するのはまだ早いです。氷を入れた飲み物やキンキンに冷えたもののがぶ飲みは夏バテ必須です。控えてみてください。

④逆に温かい飲み物に頼っていませんか?
冷えを感じる方は積極的に温かい飲み物を飲んでいる方が多いですが、温かいもの=冷えの解決にはつながりません。
寝起きの一杯の白湯程度であれば腸を起こし便秘の改善にもよいですが、年がら年中温かいものを飲んでいても冷えは取れませんし、場合によっては身体が乾燥します。
常温の水や飲み物を試して冷えるかどうか観察してみてください。

これら4つが梅雨入りまでに観察してほしい「飲み物を求める感覚」です。

そして、もう一つの注目すべき水分は“汗”。
積極的に汗をかき、汗を上手にかける体を手に入れた人は、夏を制します。

何よりも鬱陶しい時期「梅雨」
先のポイント①でも書きましたが、この時期は気温は高いのに湿度が高く、体がまだ上手に汗をかけません。
ですのでこの時期から梅雨にかけて、積極的に汗をかく機会を設けて欲しいのです。
かきはじめの汗は割とベタベタしていることが多く鬱陶しい限りなのですが、そういうベタベタの汗を通り越すと今度はサラサラの汗に変わります。盛夏を迎える頃にはスプリンクラーのような細かく散るような汗をかいて、体温を下げることができる身体に仕上がるのが理想的です。
昨今「整う」と人気のサウナですが、このような時期に活用するのが適当だと思います。
サウナが苦手な方は、運動でも入浴でも岩盤浴でもかまいません。
お好きなこと、手近なことで汗をかく機会をとってみてください。

そして、かいた汗を冷やさない!
これは年がら年中大事です。
汗をかいた状態で
冷房の効いた場所に入る。
風を浴びる。
絶対に避けてください。万病の元です

滴るような汗はきちんと拭く。
上着の脱ぎ着や、下着の着替え。
ありとあらゆる工夫で体を守ってくださいね。

細かなことは個人の状態にもよるのですが、まずは本格的な夏までに、これだけでもしっかり実践して観察して欲しいです。

そして、ついでみたいでなんですが6月出張整体まだ空きがあります。みなさまどうかご検討ください!