2022.5.1 |

6月出張整体日程と、雑感「夏に向けて」

6月の出張日程が決まりました。
日程、予約状況は東京出張整体よりご確認下さい。

桜が散った頃から早くも梅雨入りのような雨模様でしたね。
ゴールデンウィーク後半はお天気が回復傾向のようですが、湿度はなかなかです。

灯油の残ったストーブは、洗濯ものの乾燥に役立っています。

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庭の山椒の実が膨らんで来ました。採り頃や使い方、保存方法がわからず、未だ活用できていません。

12月に「乾燥する季節はしっかりお水を摂りましょう」とお伝えしたのですが、これだけ湿度が上がってくると、水分の取り過ぎはむしろよくありません。
湿度と気温の両方が上がって来る今からの季節は、汗による体温の調節がまだ追いつかず、身体が浮腫んだり、消化能力が落ちたりしがちです。
しかも今年は、昼夜や日によっての寒暖差が激しく、そこに身体がついていくために、身体は懸命に働いています。

今から、梅雨の終わりにかけて
冷たい水分は厳に謹んでください。
そして、汗をかく機会を持ってください。
かいた汗を冷やさないでください。

梅雨時期に冷たい水分を摂り過ぎると、十中八九、夏バテします。冷たいものを過飲食して起こる夏バテの代表的なものは、消化機能の低下、発汗不良による浮腫やだるさです。一般に言われる「代謝の低下」です。

「え〜!?ビールも美味しいし、食欲なんか落ちないし、夏バテとは無縁だけどな…。」そうおっしゃる方もいるかと思います。それでハツラツと動けているなら問題ありません。
寝起きの悪さや、だるさ、浮腫み、胸焼けなどが気になる方は、水分の摂り方も見直してみて下さい。
冷蔵庫がある現代では、年中冷えた飲み物を気軽に飲むことができますが、汗をしっかりかけないうちはお勧めできません。冷たい物の飲食が過ぎると、発汗がうまくいきません。汗をかいているようでも、お腹辺りを触るとひんやりしていたりして、気づきにくい冷えが忍び寄っています。

昨今は、現代医学的にも「暑熱順化」という言葉も使われ始め、この初夏から梅雨明けにかけて、発汗を促したりして、身体を夏向きに整えていくことの大切さを訴えはじめました。
私自身の経験上でも、この季節にきちんと汗をかくことが、夏の過ごしやすさにつながると感じます。

汗をかいたときに気をつけるのが、かいた汗を風(空気の流れ)にあてないことです。
皮膚が濡れた状態で、風を浴びると、てきめんに冷えます。東洋医学では「汗の内攻」と言って、万病につながると警戒されています。
心臓の悪い方なんかは、発作を引き起こす恐れすらあります。お風呂あがりに扇風機。やめてください。真夏でもです。
最近の昼夜の寒暖差などは、本当に要注意です。昼間は汗ばむ陽気でも、日暮れが近くなると、ぐっと温度が下がった上で、風まで吹き始めたりする。上着やストールなどをうまく使って、空気の層を作り、露出部分をしっかり守ってください。

そして、この季節、かき始めの汗は、ベタベタして臭いことが多々あります。強烈だったり、異質な匂いだったりと様々。科学的には「汗に毒素は含まれないから、汗でデトックスと謳うのはインチキ」だそうですが、「臭い」ってことは、成分は違うと思うのですがね…。赤ちゃんが汗疹になるのも、かき始めの汗の頃が多いですし。
身体のサイクルが順調なら、匂いは汗の質がサラサラと変わる頃までに、ほぼ無臭へと落ち着いていきます。なかなか匂いがおさまらないようなら、何かしらの変調があるかもしれないので、できたら汗の匂いにも注目してみてください。

何かと体調管理が難しいこの季節。実際、梅雨から夏にかけての身体の調湿が冬の乾燥対策がうまくいくようになれば、一年を通じた体調管理はかなりスムーズになると思います。
この投稿をぜひ役立ててください。
では、今回はこの辺で。