2022.11.3 |

12月出張整体日程と、「止まれ」

12月の出張日程が決まりました。
日程、予約状況は東京出張整体よりご確認下さい。

朝晩は初冬、昼間は晩夏のような暑さ。高知はそんな感じです。それでも、ずいぶんと眠るにはいい季節になりましたね。夏、秋の疲れが出てきた方は、できるだけよく寝て下さい。
夕食に鍋物なんかも、もうありがたくなりましたね。

空気もずいぶん乾燥しています。水もしっかり飲んでください。

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今久々の雨を纏ってとても綺麗な庭の草。名前は知りません(笑)

さて、前回触れた「止まれ」について。今回は、少し詳しくお伝え出来たらと思っています。

恬愉においでて下さった方で、現状の体調不良や、怪我に際して「それは、『止まれ』ですね。」と言われた方もいると思います。止まれとまでは言われなくても「『落ち着け』って事ですよ。」とかね。

多くの方は、そこでわりとピンと来て「ですよね〜。実は、ちょっと無理して〇〇しようとしてて〜。」となる事も多いですが、今やりたい事がある方や、これまでがむしゃらにやって来た方の中には「『止まる』って、何を止まるんですか?」というような質問が出て来たり、「なるほど!」と言いながらも、今度は別の方向に走り出したりする方もいらっしゃいます。

今の生活にどこか、違和感を感じながら、アクセルとブレーキを同時に踏み込み、体に負担がかかっている方もいらっしゃいます。

私の経験上、起こることは、全て必然です。

体調不良でも、病気でも、怪我でも、動けなくなるような事態に遭ったとき、それはシンプルに「止まれ」と言われているわけです。
「止まれ」はそれ自体、とてもシンプルな指示ですので、選択肢は他にありません。

このまま進む事が、好ましくない。或いは危険だから、かかる指示です。

「何もかも取りやめて、引きこもるように暮らせ」といっているのではありません。
じたばたせすに、今までの事を見直し、自分の進むべき方向、とるべき対策をじっくりと見定めるために止まるのみです。

病気も、怪我も、好き好んでなる人はいないと思います。程度によっては、失業を余儀なくされる事もあるかも知れません。普段の生活を続ける選択すら取れない場面もあります。
それでも起こった以上は、それを受け止めて、治療も含め、適切に対処し、舵を取り直さねばなりません。

毎日は過ぎていくわけですから、息を整え、頭を静かにして、自分の出来る生活をしていきます。
今までだったらできたこと、しなければいけないと思っていたこと、したかった事。執着していたこと。
出来なく、あるいは出来づらくなったそれらのことを一旦置き、静かに暮らします。

何とかしようとジタバタすると、却って事態を複雑にし、治るものも治らなくしてしまう可能性もあります。

私自身も「止まれ」がかかる事があります。体調に出なくても、物を無くしたり、車をぶつけてみたり。そんな時は「あ〜。きっと何が無理筋があるんだな。」と受け止めて、止まるようにしています。

若い頃は、ストップに気づかず、見えた気がした道を突き進もうとし、更なる強固なストップがかかった事も経験しました。だからこそ、今は、一旦停止を大切にしています。

キチンと止まることが、とても大切に思えるし、止まらないと見えない事の大切さに気づけたときに、心底「無茶苦茶に進まなくて良かった」と思います。自分が、どこから来て、どこに止まっていて、どこに進もうとしているのか。それが腑に落ちて、理にかなえば、自ずと確信できる道が見えるように感じています。

ガクッとストップがかかる前に、黄色信号が点っていたりしたのも、止まって振り返ればわかる時も多いです。

身体から「止まれ」がかかっている方、それはまだ、「終わり」ではありません。

焦らずに、丁寧に今の自分を見直してください。